自民党の石破新総裁は、30日の新執行部の発足と、1日の組閣に向けて、人選を本格化させていて、28日夜は、東京・赤坂の議員宿舎で、みずからに近い議員らと、人事や今後の政治日程について協議しました。

党の役員人事は

これまでに党の役員人事では、▼幹事長に森山総務会長を、▼選挙対策委員長に小泉元環境大臣を起用する方針が固まりました。

これに加えて、▼菅前総理大臣に副総裁への就任を打診するとともに、▼国会対策委員長に坂本農林水産大臣を起用する方向で調整しています。

また、▼政務調査会長には小野寺元防衛大臣をあてる案が出ています。

自民 幹事長に森山氏 石破新総裁が起用する意向を固める

自民 選対委員長に小泉進次郎氏 石破新総裁が起用の意向固める

閣僚人事は

一方、閣僚人事では、▼林官房長官を続投させる方針で、▼石破陣営の幹部を務めた岩屋元防衛大臣、▼みずからの側近の赤澤財務副大臣を入閣させる方向です。

また、▼財務大臣には加藤元官房長官を起用する案が出ています。

さらに、官房副長官には、いずれもみずからに近い、▼橘慶一郎衆議院議員と▼青木一彦参議院議員を起用する方針です。

組閣人事 林官房長官が続投へ 石破新総裁が意向固める

また関係者によりますと、総裁選挙で決選投票を争った高市経済安全保障担当大臣に、党の総務会長への就任を打診しましたが、高市氏は固辞したということです。

一方、衆議院の解散・総選挙について、石破新総裁は、新内閣の発足後、国会論戦を経てできるだけ早い時期に国民の信を問う必要があるとしてこの秋にも実施する日程で調整を進める方針です。

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