自民党の石破新総裁は30日に発足させる新執行部の役員人事について、菅前総理大臣に副総裁の就任を打診しました。菅氏も受け入れる方向です。

 石破新総裁は、党役員や閣僚人事について自らに近い議員らと協議し調整を進めています。

 29日朝に出演したNHKの番組では、官房長官について「岸田政権を基本的に引き継ぐ」と述べ、林官房長官を留任させる考えを示しました。

 副総裁を打診した菅前総理については「党内をまとめる意味でも知恵のある方で、そういう力を発揮していただけるとありがたい」と期待感を示しました。

 また、衆議院の解散総選挙については「なるべく早く国民の審判を仰ぐべきだ」と述べ、早ければ10月中にも、遅くとも11月には解散に踏み切る考えを示しました。

 一方、岸田総理大臣は公邸にいて、引っ越しの準備を進めています。

 29日朝は数台のトラックが公邸に入っていく様子が見られました。

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