政治や社会の問題を語ろう――。幕別町の高校3年生、角谷樹環(かどやこだま)さん(18)が10月20日に「民主主義ユースフェスティバル」を札幌市の狸小路で開く資金をクラウドファンディング(CF)で募っている。超党派の政治家と直接対話できるほか、民主主義を考えるパネルディスカッション、体験型ワークショップなどを計画中で、角谷さんは「フェスの形でやれば政治に関心をもつきっかけを作れると思いました」と協力を呼びかける。
主催は日本若者協議会(東京都)。札幌実行委員会の責任者になる角谷さんは昨年3月、東京・下北沢であったフェスに初参加した。普段は違う政党を応援する人たちがご飯を食べながら一つのテーブルで議論していて、若者の疑問にも真摯(しんし)に答えてくれた。東京以外での開催は初めてという。
大手CFサイトの「READY FOR(レディーフォー)」(https://readyfor.jp/projects/youthfestivalsapporo)で10月4日23時まで募っている。目標金額は100万円。中学生のころから気候変動問題にかかわる角谷さんは「あちこちで議論が生まれ、それを楽しむ雰囲気にあふれるお祭りを北海道で開きたい。まずは札幌で、そして近いうちに幕別町でも」と話している。(日浦統)
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