無所属での出馬を表明した(8日、都内)

作家の乙武洋匡氏が8日東京都内で記者会見し、公職選挙法違反事件で有罪が確定した柿沢未途前衆院議員の辞職に伴う衆院東京15区補欠選挙に無所属で立候補すると表明した。乙武氏は「現時点ではどの政党にも推薦依頼は出していない」とした。

先天性四肢欠損で生まれつき両手両足がない乙武氏は「他の人とは違う景色を見てきた。私だからできる政治がある」と話した。

乙武氏は3月に地域政党「都民ファーストの会」を母体とする「ファーストの会」の副代表に就任した。都民フは東京都の小池百合子知事が特別顧問を務める。ファーストの会からは推薦を見込むほか、自民党も推薦を検討している。乙武氏は「政策を見てもらって推薦したいという思いを持ってもらえるようであれば話をしたい」とした。

衆院東京15区補選は16日告示、28日投開票の日程で実施される。

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