記者会見する斉藤国交相(4日、東京都千代田区)

斉藤鉄夫国土交通相は4日の閣議後の記者会見で、注力したい課題として地震や豪雨による災害が相次ぐ中での防災・減災対策、リニア中央新幹線や整備新幹線の早期整備、持続可能な観光の推進などを挙げた。斉藤氏は「リーダーシップをとって強力に前に進めたい」と述べた。

斉藤氏は公明党出身で岸田文雄前政権から続投しており、4日が石破茂内閣の発足後初めての会見となった。斉藤氏は国土強靱(きょうじん)化や観光業の振興、インフラの輸出、海上保安庁の体制強化などに取り組むよう首相から指示があったと明らかにした。

新内閣では赤沢亮正経済財政・再生相が「防災庁」新設の準備業務を担うことになった。斉藤氏は「政府全体でしっかりとした防災体制が引き続き必要だ」と指摘し、赤沢氏と連携して設置に向けて対応する考えを示した。

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