鈴木宗男氏

自民党北海道連は5日、衆院選で鈴木宗男参院議員(無所属)が代表を務める政治団体「新党大地」と選挙協力すると表明した。新党大地は、これまで自民の東国幹衆院議員=北海道6区=らを個別に推薦する方針だったが、他の候補者も支援する。

自民道連会長の中村裕之衆院議員と鈴木氏が同日、札幌市で記者会見して発表した。鈴木氏は「大事なのは政治の安定」と強調し、各候補の要請に応じ、支持、推薦する考えを示した。中村氏は「道内には熱烈な新党大地支援者が多数おり、自民党への支援を固めていただく」と期待した。

自民は道内全12小選挙区中、11選挙区で現職や新人が立候補予定で、北海道7区は鈴木氏の娘の鈴木貴子衆院議員が比例からくら替えする。残る1選挙区は公明党の現職が出馬する構えで、既に新党大地から推薦を得ている。

宗男氏は19年の参院選で、日本維新の会から比例代表に当選。だが昨年10月、ロシア訪問を巡って離党した。〔共同〕

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。