公明党の石井啓一代表

 公明党の石井啓一代表は7日、記者団に、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を踏まえ、自民が次期衆院選(15日公示、27日投開票予定)で公認を見送る現職について、「公認されないということは自民からの推薦の要請もないだろうと考えると、なかなか我が党が推薦するということにはならない」と述べた。

 自民が公認するものの、比例代表との重複立候補は認めない議員に対する推薦の可否については、①地元の公明党員、支持者への謝罪や十分な説明②公明との選挙協力など実質的な貢献③地元の公明党員、支持者の納得――の観点から判断していく方針を明らかにした。石井氏は「連立与党の立場から推薦を原則としているが、地元の意思も尊重せざるを得ない」と述べた。【野間口陽】

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