公明党の石井啓一代表は7日、次期衆院選で自民党が非公認とした議員への推薦を見送る方針を明らかにした。政治資金収支報告書に不記載があった議員への推薦については、公明側に対する十分な説明や選挙協力への貢献など3条件を踏まえて判断する考えを示した。国会内で記者団に語った。

石井氏は「自民公認候補への推薦を原則としているが、地元の意思も尊重せざるを得ない」と強調。「公認されなければ自民から推薦要請もないだろう。依頼がない方を推薦するとは考えにくい」と述べた。

裏金事件に関係した自民議員への推薦に関しては、(1)議員本人による地元の公明党員らに対する謝罪や使途の十分な説明(2)公明との協調関係への実質的な貢献(3)地元の公明党員らの納得―を挙げた。

記者団の取材に応じる公明党の石井啓一代表=7日午後、国会内

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