参議院で、石破首相に対する代表質問が行われました。

野党は、自民党の公認問題にかかわる裏金問題への対応を追及しました。

衆議院選挙での勝利に向けて、世論を優先し「非公認」を決めた石破首相に対し、野党は「裏金隠し」「調査をしないことは国民を欺く行為だ」と追及を強めています。

立憲民主党・田名部参院議員:
収支報告書がでたらめ、修正した収支報告書が今もって使途不明のままなど、その議員の聴取もせずそのまま公認されるのですか。ようやく総理になられたのに、なぜ信念を貫こうとされないんですか。

石破首相:
我が党の選挙対策委員会において、各選挙区の事情、当選の可能性などを踏まえ、適切に判断をしていくことになります。

石破首相は、公認権者は「総裁である私だ」とし、不記載議員の公認について「地元の理解が得られているかで判断する」と述べました。

こうした中、自民党本部では、不記載があった議員の地元の県連が続々と森山幹事長のもとを訪れ、公認を申請しました。

県連の意見は「地元の理解」に関わるもので、執行部はこうした地元の意向を踏まえ、9日に予定する解散表明までに公認の判断を正式決定する考えです。

「納得と共感」を掲げる石破首相が、世論の動向を見つつ、公認見送りをどの程度の規模とするかが焦点となります。

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