石破総理就任からわずか8日後の9日衆議院が解散し、事実上の選挙戦がスタートしました。
解散を受けて9日夜、広島空港に最初に姿を見せたのは自民党・前職の寺田稔氏です。寺田氏は超短期決戦の選挙に向け気を引き締めています。
【広島4区 自民・前 寺田稔氏】
「総理就任以来、戦後最短の期間で選挙となります。直ちにこれ臨戦態勢を組んでいかないといけませんし、ご承知の通り非常に自民党厳しい情勢でありますが、何とかですね、戦い抜いて結果を出したいと思ってます。(新たな区割りで)地域によってそれぞれ特色が異なるですね、まさに全国の縮図のような選挙区だと思っております。非常に広いですけど、何とか選挙期間中くまなく回って、支持を訴えたいと思います」
一方、同じく広島4区に立候補を予定している日本維新の会・前職の空本誠喜氏もけさ早く広島に戻り臨戦態勢の構えです。
【広島4区 維新・前 空本誠喜氏】
「今回の国会は大変残念な国会でした。今回の衆議院選挙においてはやはり、政治とカネの問題にしっかりとメスを入れるという戦いをしなきゃいけないなと覚悟しました。相手がどなたになろうとも、とにかく私自身が考える政策、そして与党過半数割れ…これを目指して戦うべきだと思いますので、そういった意味では象徴的な選挙区になると考えています」
さらに、こちらも激戦が予想される広島5区で立候補を予定している立憲民主党・前職の佐藤公治氏。
大きな荷物を抱えて、昨夜のうちに新幹線で地元に戻ってきました。
【広島5区 立民・前 佐藤公治氏】
「自分自身身の引き締まる思い。そして、やはり、勝負に挑んでいって必ず勝つという思いで戻ってまいりました。もう短時間の解散総選挙なんで、時間がない中でやれることをできるだけやる。もうそれに尽きるかと思います。やはり不健全な政治や社会があることを皆さんに問うことが、私の今回の選挙において、投げかけになるかと思います」
対する自民党・前職の小島敏文氏は今回、比例代表中国ブロックに重複立候補せず、まさに背水の陣で選挙戦に臨みます。
【広島5区 自民・前 小島敏文氏】
「小選挙区1本でいきます。ということは負ければ終わりですから、それはもう大変な覚悟のうえでやってます。今までで一番厳しいんじゃないですか。まあ、しっかり頑張って訴えていきます。この広島県5区からね、政権与党がなくなっちゃ困るし、そういう意味ではしっかりと責任も重いので、頑張っていきたいというふうに思ってます」
一方で、過去2回にわたり激戦を繰り広げてきた前職2人に挑む野党の新人も、すでに選挙戦への士気は高まっています。
【広島5区 共産・新 猪原真弓氏】
「ついに出番が来た。まだまだこれからです。済み済みまで回れるように頑張りたい。子どもたちが健やかに育つからこそ、私たちの老後も安心していけるんだということを、みんなに我が事と思っていただけるように話をしていきたい」
政治とカネをめぐる問題が大きな争点に挙がる中、自民党の広島県連・会長も務める前職の平口洋氏も厳しい戦いに挑む覚悟です。
【広島2区 自民・前 平口洋氏】
「(争点は)やはり政治資金だと思います。ゼロからやり直すつもりでやろうと思います、特に今回逆風なもんですから、やっぱり相当気を引き締めてやらないといけないと思ってます。選挙に王道はないですからね、地道に一軒ずつ浸透するようにやっていくしかないと思います」
対する新人2人も間近に迫った選挙戦に気持ちを新たにしています。
【広島2区 維新・新 金城政孝氏】
「いよいよ決戦の時が来たなという思いです。今まで地域の方のご協力を頂きながら日々活動させていただいておりますので、皆さんのお力、お気持ちを結集させて頂いて、今回の決戦に挑みたいと思っております」
【広島2区 共産・新 岡田博美氏】
「今の政治ではだめ、そこは国民の多くは思っているところだと思います。いざ解散総選挙ということで、私達も準備してきましたので、今こそ政治を元から変える、そういう決意で頑張りたいと思ってます」
衆議院議員選挙は今月15日公示・27日投開票の日程で行われます。
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