ラオスを訪問中の石破首相は、ASEAN(東南アジア諸国連合)との首脳会議に出席しました。
午後4時45分現在、首脳会議が行われている会場から、最新情報をフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えします。
解散直後に日本をたつ異例の日程から疲れも見えた石破首相ですが、会場へは談笑しながらリラックスした様子で入り、就任後初となる対面での首脳外交に臨みました。
石破首相:
共に未来を守っていくため、ASEAN諸国との協力をさらに強化していく。
ASEANとの会議の冒頭、石破首相は協力強化を呼びかけました。
この後、北朝鮮や台頭する中国をめぐり協議をしたものとみられます。
―― 中国のNo.2、李強首相と10日夜会談しますが、どういう戦略で臨むのでしょうか?
伝統的に安定した関係のASEANが、いわば“デビュー戦向き”なのに対し、懸案が多い中国との会談は、今回のヤマ場となります。
会談では、石破首相が、中国軍機による領空侵犯や空母「遼寧」の接続水域航行に懸念を伝えるほか、深センの日本人学校に通う男児の殺害事件について、状況の説明に加え反日的なSNSへの対応など、再発防止を強く求める見通しです。
「言うべきことは言う」姿勢をとる一方、持論の「アジア版NATO」という中国を刺激しかねない独自色は封印し、今後、習近平国家主席との会談につなげたい狙いもありそうです。
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