政府は11日、閣議で「新しい地方経済・生活環境創生本部」を設置すると決定した。石破茂首相が看板政策として掲げる地方創生について閣僚レベルで方向性を詰める場になる。年末にも基本的な考え方を取りまとめる。
首相が本部長を務め、全閣僚で構成する。副本部長には林芳正官房長官と伊東良孝地方創生担当相が就く。11日付で内閣官房に事務局を置いた。岸田政権で立ち上げた「デジタル田園都市国家構想実現会議」の事務局機能を引き継ぐ。
首相は4日の所信表明演説で同本部の立ち上げを表明した。今後10年間で集中的に取り組む基本構想をつくる考えを示した。地方創生を巡り、交付金を当初予算ベースで倍増する目標も打ち出した。
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