ラオスを訪れている石破総理大臣は東アジアサミットに出席し、海洋進出を進める中国などを念頭に法の支配の重要性を訴える方針です。

 (澤井尚子記者報告)
 石破外交2日目のきょうは、ASEANに加えて、アメリカなどインド太平洋の国々と南シナ海の平和と安定で連携を示したい考えです。

 東アジアサミットでは、石破総理から、南シナ海でフィリピンなどとの領有権問題で衝突している中国を念頭に「力や威圧による一方的な現状変更の試みを許容してはいけない」と訴える見通しです。

 また、ロシアのラブロフ外相も参加していますが、ウクライナ情勢についても議題となる見通しで、侵攻を続けるロシアを強く非難する考えです。

 石破総理は、今朝もこちらの朝7時すぎからラオスの歓迎式典に参加するなど、強行軍での外交デビューとなりました。

 総理周辺によると、昨晩の歓迎ディナーは最初の料理で席を立ち、早めに宿舎に引き上げたということです。

 夕方には、初外交の成果を語る記者会見を開き、夜、日本に帰国する予定です。

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