子どもの自殺を防ぎたいと遺族らが要望です。5年前に自殺した熊本市立中学校1年の男子生徒の遺族などでつくるメンバーが、24日加藤 鮎子こども政策担当大臣に
要望書を提出しました。

加藤担当大臣に要望書を提出したのは自殺した子どもの遺族などでつくる全国的な組織『安全な生徒指導を考える会』です。

『考える会』には2019年4月に自殺した熊本市の当時中学1年の男子生徒の遺族も参加、男子生徒の自殺をめぐっては2022年に熊本市の第三者委員会が小学6年時の担任による不適切な指導の影響を指摘しています。

また、文科省は2022年、「不適切な指導が不登校や子どもの自殺のきっかけになることもある」とする文言を加え、『生徒指導提要』を改定しています。

『考える会』は要望書で国による子どもの死亡を検証する事業の全国展開や、自殺対策の政策立案の際には自殺した子どもの遺族を議論するメンバーに加えることなどを
求めています。

熊本市の遺族によると加藤担当大臣は「不適切な指導があること自体がよくない」とする認識を示したということで、遺族は25日TKUの取材に対し「自殺対策につなげてもらえるのではないかとこれまで以上に期待をもっている」と語りました。

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