ラオスを訪問している石破総理大臣は東アジアサミットに出席し、中国を念頭に、東シナ海での日本の主権を侵害する活動を非難しました。

 東アジアサミットにはASEAN=東南アジア諸国連合やインド太平洋諸国の首脳に加えて、アメリカのブリンケン国務長官やロシアのラブロフ外相らが出席しました。

 石破総理は冒頭、「世界中のどこであれ力や威圧による一方的な現状変更の試みを許容してはならない」と述べ、法の支配の重要性を訴えました。

 北朝鮮に対しては「安保理決議違反の核・ミサイル活動に邁進し、ロシアとの軍事協力を進展させている」と指摘し、深刻に懸念していると表明しました。

 また、中国の海洋進出を念頭に「東シナ海で日本の主権を侵害する活動が強化されている」と訴え、強く反対すると述べました。

 南シナ海での軍事化や威圧的な活動が強化されていることに懸念を示し、台湾海峡の平和と安定は地域や国際社会にとって重要であると述べました。

 ロシアによるウクライナ侵攻については「国際法の明白な違反だ」と強調し、日本はウクライナ支援と対ロ制裁を続けると表明しました。

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