長野県内小選挙区の各立候補予定者も走り出しています。長野3区は、共産が直前に擁立を取り下げ、与野党一騎打ちの見通しに。この週末は両陣営とも集会や街頭で支持を訴えていました。
長野3区には、自民党・前職の井出庸生さん、立憲民主党・前職の神津健さんが立候補を予定しています。
自民党前職の井出庸生さん(46)。この3連休は、各地で個人演説会を開きました。
自民・前・井出庸生氏:
「国民の皆さんが厳しい目で自民党を見ていると、1人1人の政治家を見続けていると。それに対して謙虚に真摯に応えていくことができるかどうか。そのことだけに懸かっているんだろうと思う」
冒頭で触れたのは、「政治とカネ」の問題。自身に収支報告書への不記載などはなかったものの、有権者からの視線は厳しく、「信頼回復へ地道に説明を続ける」としています。
選挙選では、他に「外交・安全保障」「地方への投資」「教育環境の整備」の3つを重点に訴えていくとしています。野党の一本化も成立し、裏金問題の逆風が吹く中、厳しい選挙戦になると覚悟しています。
自民・前・井出庸生氏:
「前回も接戦でしたので、私の選挙の仕方は今までと一緒になると思いますが、1人1人に自分の思いを魂を込めて訴えていくことに尽きる」
立憲民主党・前職の神津健さん(47)。3連休は、各地で街頭演説を行いました。
立憲・前・神津健氏:
「『政治とカネ』の問題についても、なかなか抜本的な解決策を見出さなかった自民党、私は非常に今、自民党の意識が揺らいでしまっていると思うところでもある」
力を入れて訴えているのはやはり「政治とカネ」の問題で、選挙戦でも徹底的に批判していくとしています。
また、「人口減少対策」「都会一局集中からの脱却」「物価高対策」など、地方の活性化や国民生活を守るための取り組みを訴えていくとしています。
4区での一本化の成立は「驚いた」としていますが、訴える政策や、選挙活動の方針は変わらないとしています。
立憲・前・神津健氏:
「反自民の受け皿としては私は、ずっとそのように思ってきたので、そこはあまり変わらずに。私がこれまで3年間で訴えてきたことを変えることはなくて、これまで通り全力で残りの期間戦っていきたい」
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