4月の補欠選挙で、裏金問題の逆風を受けて自民新人が立憲民主前職の亀井亜紀子氏(59)に大敗した島根1区。議席奪還を目指す自民と、裏金批判を強める立憲、共産の争いになった。
自民は比例中国ブロックから転じた前職の高階恵美子氏(60)を擁立した。今回も補選に続き「政治とカネ」が争点の一つだが、高階氏は第一声で「(石破茂首相が掲げる)日本創生のための大切な最初の選挙だ」などと述べ、裏金問題には一切触れなかった。
これに対し、亀井氏は「裏金議員の大半が公認になっているのはやっぱりおかしい。政権交代が必要だ」と気勢を上げた。共産新人の村穂江利子氏(56)は「裏金で動く政治ではなく、私たちの声が届く政治の実現のために精いっぱい頑張る」と訴えた。【松原隼斗、目野創】
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