10月15日に公示された衆議院解散総選挙。沼津市や伊豆半島などを選挙区とする静岡6区には3人が立候補しています。
れいわ新選組・冨谷皐介 候補:
思いやりのある国民性の日本人、そういう国民性を大事にしながらみんなが助け合って生きていく、そんな健やかな日本を私は作っていきたい
れいわ新選組の新人・冨谷皐介さん(55)。
キャッチフレーズは「国民の国民による国民のための政治」です。
与野党一騎打ちの公算が大きいと見られる中、公示直前になって立候補を表明しました。
れいわ新選組・冨谷皐介 候補:
力のある人間が、力のある組織が弱い人間を踏み潰すんです、虫けらのように。
この構図はスルガ銀行のみならず、この国、日本全体においても起こっている現象です
女性専用のシェアハウス・かぼちゃの馬車に端を発したスルガ銀行の不正融資問題をめぐり当事者となったことで被害者団体を立ち上げ、自ら代表を務めている冨谷さん。
この経験からスルガ銀行の本店がある沼津市を選挙区とする静岡6区での戦いを決意し、金融詐欺による被害者の救済や消費税の廃止を訴えています。
れいわ新選組・冨谷皐介 候補:
声をあげ、このタイミングで立たなければ、自分の子供、 孫、その世代に申し訳ない。いま声をあげないでどうするんだ
れいわ新選組・冨谷皐介 候補(You Tubeより):
おかしいことはおかしいと声をあげ続けて、この自民党政治をNo!ストップ自民党ということでやらせていただきたいと考えています
一方、都内在住で静岡に地縁がなく知名度不足は否めないことからSNSを利用した発信に力を入れ、ひとりでも多くの人に自らの主張が届くよう努めています。
れいわ新選組・冨谷皐介 候補:
地盤も看板もカバンもない。一度私は死んだと思っている、かぼちゃの馬車事件で。なので、この人生を次の世代あるいは今を生きる高齢者のみなさん、全員のために頑張っていきたい
自民党・勝俣孝明 候補:
政治に信頼をしっかりと取り戻し、日本の国際競争力をしっかりと取り戻し、そしてこの故郷を力強く前に進めていく
自民党の前職・勝俣孝明さん(48)。
キャッチフレーズには「自民党を変える、ふるさとを守る」を掲げています。
前回選では小選挙区制の導入以来、自民党が県内で唯一議席を獲得したことがなかっ
静岡6区で初勝利。
自民党・勝俣孝明 候補(2021年):
私だけの勝利ではありません。これは本当に私たちふるさとの勝利であります
この3年間は党の政調副会長や農林水産副大臣を歴任するなど経験を積んできました。
自民党・勝俣孝明 候補:
能登半島での地震もありました。また線状降水帯、大型の台風などが懸念される中でこの地域においても沼川の放水路、治水対策など一生懸命みなさんと一緒に頑張っていきたい
ただ、小選挙区を制した前回選も大票田である沼津市などでは最多得票とはならなかったことから、各地のイベントや集会を回り、地域の声を拾い上げることに力を入れている勝俣さん。
自民党をめぐっては裏金問題や旧統一教会の問題をめぐって逆風が吹いていますが、自身はいずれの問題にも関与してしなかっただけに清廉潔白であることを訴えたいと意気込みます。
自民党・勝俣孝明 候補:
前回も本当に僅差だったので今回もとにかく自分の政策を訴えながら支持を広げて、結果的に小選挙区で民意をもらえればありがたい
立憲民主党・渡辺周 候補:
1票は微力だが無力ではない。必ず大きなうねりを作り出すことができる。みなさんがおかしいと思うことは正していく。ぜひ一緒に頑張りましょう。一緒に変えていきましょう
立憲民主党の前職・渡辺周さん(62)。
キャッチフレーズは「正すことは正す、おかしなことはうやむやにしない」です。
3年前は比例での復活当選こそ果たしたものの、1996年の初当選以来初めて小選挙区での議席を失いました。
立憲民主党・渡辺周 候補(2021年):
残念な結果はすべて私の日ごろの運動不足。地元での活動不足。不徳の致すところ
捲土重来を期す今回の戦い。
立憲民主党・渡辺周 候補:
一般のみなさんが守っているルールは政治家も守る。一般の人が社会で守っていることは政治家も守る。当たり前のことを私たちは何とかして実現したい
県議会議員時代もあわせれば議員生活は30年以上にものぼり、旧民主党の政権下では総務副大臣や防衛副大臣を務めたベテランですが、有権者ひとりひとりに支持を訴えるスタイルは今も昔も変わりません
立憲民主党・渡辺周 候補:
普段からお祭りは来ていますから、皆さん覚えていてくれているのだと思った。長く積み重ねてきたことが今やってきてよかったなと
常日頃から「まじめにやっている人が損をしない世の中を作りたい」と話し、政権交代の実現を呼びかけます。
立憲民主党・渡辺周 候補:
世紀の決戦で歴史的(決戦)。選挙が終わって振り返ると政治の歴史の転換点となるかもしれない戦いだと思えば、やはり一言一言無駄にしないよう、とにかく12日間頑張りたい
連勝か?奪還か?新風か?
静岡6区は今回も激戦が予想されます。
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