総務省が発表した9月の全国の消費者物価指数は、値動きの大きい生鮮食品を除く指数が前の年の同じ月と比べ2.4%上昇しました。
3年1カ月間連続の上昇ですが、上昇幅は8月から0.4ポイント縮小しました。
政府の「酷暑乗り切り緊急支援」によって電気代やガス代などの光熱費が抑えられたことが要因だということです。
一方、食料品価格の上昇は続いていて、特に、コシヒカリを除くコメは前の年の同じ月と比べて46.3%上昇し、比較が可能な1976年以来、最大の上昇幅を更新しました。
コシヒカリも41.9%の上昇幅で、コメ類全体としてもおよそ49年ぶりの上昇幅となりました。
去年の夏の猛暑による流通量の減少に加えて、新米についても生産コストや運送費などが上乗せされ、価格が上昇しました。
外食によるコメの需要が高まっていることも価格を押し上げているということです。
また、輸入品についても原材料価格の上昇などで価格の高騰が続き、チョコレートは9.8%上昇しました。
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