財務省の三村淳財務官は18日、記者団の取材に応じ、足元の円安ドル高進行について「投機的な動きも含めて市場の動向を高い緊張感を持って注視していきたい」と述べた。同日午前の東京外国為替市場の円相場は1ドル=150円台前半で取引が始まり、節目とされる150円を突破したことで政府、日銀による為替介入への市場の警戒感が高まりそうだ。

 三村氏は「やや一方向に、あるいは急速な動きもみられると認識をしている」とも語った。

 150円台は約2カ月半ぶりの円安水準。政府、日銀は今年、急速に円安が進んだ4月から7月にかけて複数回の介入に踏み切った。(共同)

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