衆議院選挙 論戦が本格化 各党幹部ら各地で演説 支持呼びかけ

自民党の小泉選挙対策委員長は、静岡県掛川市で「政治とカネの問題で自民党への批判があるが、これは自民党執行部が負うべきもので、こういう局面で選挙に出てくれた人を見捨てる訳にはいかない。農業の分野では、コメを海外に輸出して世界の市場を取るための支援をする。次の時代に向けて変化を恐れず挑戦しようと思ってもらえる生産者の取り組みを後押しする」と述べました。

立憲民主党の辻元代表代行は、沖縄県うるま市で「自民党は一部の議員が裏金を作り、自分たちの私腹を肥やすようなことをやっておいて、国民には防衛増税を求め、物価高を放置している。石破さんが総理大臣になっても自民党は全く変わらない。私たち立憲民主党は、裏金のような政治腐敗を今回の選挙で断ち切り、皆さんの暮らしを良くしていくことを考えたい」と述べました。

日本維新の会の吉村共同代表は、神戸市で「教育費が高いから2人目、3人目の子どもを産むのをやめるなんていうのは、まともな社会だろうか。どんな家庭に生まれても、どんな家庭環境であっても『この学校へ行きたいな』と思えば、その道が開けている社会を作りたい」と述べました。

公明党の山口常任顧問は、群馬県太田市で「政治とカネの問題への批判は連立政権として乗り越えていかなければならない。使いみちが明らかでない政策活動費のようなお金は廃止すべきだ。公明党がリードして自公政権で政治改革をやり遂げたい」と訴えました。

共産党の山添政策委員長は、宮崎市で「共産党は企業・団体献金を受け取っていない。お金にクリーンなこの党を伸ばしてこそ腐敗政治を一掃できる。自由民主党は自由とついているが裏金作りの自由ばかりだ。人間の自由の発展のために力を尽くす共産党を躍進させてほしい」と述べました。

国民民主党の榛葉幹事長は、東京 品川区で「われわれの政治の目標は、一人ひとり、1軒1軒の家の財布を豊かにすることだ。この国の税金は、与党の政治家や財務省のものではなく、働いて税金を払った国民のものだ。この選挙で世の中や政治を変えたい」と述べました。

れいわ新選組の山本代表は、横浜市で「経済政策を徹底的に打たなければいけない局面だ。あなたの生活やこの国の経済が壊されるようなさまざまな政策、法律が通りまくった30年。政治によって壊された社会は政治によって作り直すしかない」と述べました。

社民党の福島党首は、宮崎市で「地域、農業、社会保障、国民生活の切り捨てをやってきたのが自民党政治だ。何としてもこの政治を変えていこう。だめなものはだめ。軍事費のための大増税を止めたい」と述べました。

参政党の神谷代表は、兵庫県姫路市で「人口が減っていろいろなものが外国の資本に買われていて、放っておくと日本は潰れる。国益を考える、それが参政党だ。若い人たちに政治に参加してもらいみんなで変えよう」と述べました。

19日からの週末、各党の党首や幹部は人が多く集まる繁華街や駅前などで街頭演説を行い、支持を訴えることにしています。