前知事の失職に伴う兵庫県知事選(31日告示、11月17日投開票)の立候補予定者説明会が18日、神戸市中央区のラッセホールであり、計13陣営が出席した。県選挙管理委員会によると、過去の兵庫県知事選で最多の候補者の数は1974年と前回2021年の5人。今回の知事選に向けては、すでに7人が立候補の意向を明らかにしており、混戦模様となっている。

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 県選管は、参加者に対して立候補の手続きの仕方や、選挙運動にあたっての注意点を説明するなどした。

 説明会には、この日までに立候補の意向を明らかにしている7陣営も参加した。前職の斎藤元彦氏(46)、共産党が推薦する医師の大沢芳清氏(61)、元経済産業省官僚の中村稔氏(62)、立候補に際して日本維新の会を離党した参院議員の清水貴之氏(50)、同県加西市元市長の中川暢三氏(68)、同県尼崎市前市長の稲村和美氏(51)、レコード会社社長の福本繁幸氏(58)の各陣営で、いずれも無所属で立候補するという。

 今回の知事選は、前職の斎藤氏が内部告発された問題への対応をめぐって、県議会で不信任決議が全会一致で可決され、失職したことに伴って実施される。県選管の担当者は「説明会の参加人数については記録が残っていないので断言はできないが、13陣営も来たことはおそらくないだろう」と話した。(添田樹紀)

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