記者団の取材に答える立憲民主党の野田佳彦代表(20日、東京都板橋区)

立憲民主党の野田佳彦代表は20日、衆院選後に日本維新の会や国民民主党が自民、公明両党の連立政権に加わるのは筋が通らないとの認識を示した。「臨時国会で石破茂内閣への内閣不信任決議案を共同提出した責任は重たい」と述べた。自民党が枠組みを広げることにクギを刺した。

都内で記者団に答えた。野党間の政策などの協力について「誠意ある対応を続けたい」と強調した。衆院選後の国政を巡り「どういう劇的な変化が起こるかわからない」とも話した。

自民党の森山裕幹事長は20日のNHK番組で、衆院選後に自公の連立政権の枠組みを広げる可能性を否定しなかった。「同じ政策をもって国の発展をはかろうという政党とは協議は前向きにしていくべきだと基本的に思う」と発言した。

具体的な相手について「どの党か念頭に置いているわけではない」と指摘した。18日のBSフジ番組では維新や国民民主が念頭にあるかを問われ「特定政党を意識して言っているわけではないが、一般論としてはそういうことではないか」と語った。

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