アメリカを訪問中の岸田首相は、日本時間の12日未明、議会の上下両院合同会議で演説した。

現地ワシントンから、フジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者の報告。

岸田首相は30分以上にわたる英語の演説で、ジョークも織り交ぜて、会場を沸かせた一方、結束を訴えた場面では、議員らが立ち上り大きな拍手に包まれた。

岸田首相「日本の国会では、これほどすてきな拍手を受けることはまずない。日本はすでにアメリカと肩を組んで、ともに立ち上がっています。米国は独りではありません。日本は米国とともにあります」

岸田首相は、「世界が歴史の転換点を迎える」と指摘し、中国について、「国際社会の平和と安定にとって、かつてない最大の戦略的な挑戦をもたらしている」と述べた。

さらに、ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮による挑発行為にも言及したうえで、グローバル・パートナーとして日本も責任を担っていく姿勢を強調した。

また、宇宙分野での協力にも触れ、宇宙飛行士の星出さんを紹介した。

岸田首相は、日米とフィリピンの初めてとなる首脳会談でワシントンでの日程を終え、このあと、南部ノースカロライナ州に移動する予定。

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