10月15日に公示された衆議院解散総選挙。浜松市浜名区や天竜区を選挙区とする7区は自民党の前職に加え、立憲民主党の元職、共産党の新人と3人の候補による三つどもえの戦いとなっています。

立憲民主党・日吉雄太 候補:
カネの問題は国民から不信を抱かれる状況となっている。これは何とかしなければならないと強く思っている

立憲民主党の元職・日吉雄太さん(56)。

キャッチフレーズは「誠実に貫く」です。

これが4回目となる衆院選。

2017年には比例復活での初当選を果たしましたが、前回選では落選し3年間の浪人生活を余儀なくされました。

ただ、この間の活動量には自信を持ち手ごたえも感じています。

また、今回は初めて連合静岡からの推薦を得ることが出来ました。

自民党をめぐる裏金問題の追及や政治改革、それに浜松のものづくりを発展させていくための企業支援を厚くしていきたいと訴えます。

立憲民主党・日吉雄太 候補:
しっかりとした日本を取り戻していくために全力で命がけで取り組んでいくということを強く伝えていきたい

自民党・城内実 候補:
日本がもっともっと前に出て、成長戦略で未来に向かって伸びていく。これが大事

自民党の前職・城内実さん(59)。

キャッチフレーズは「さあ、未来へ!」。


郵政民営化に反対したことで刺客を擁立され落選するなど憂き目にあった時期もありますが、石破内閣では経済安全保障担当大臣としてついに初入閣。

大臣としての公務に忙しい毎日ですが、地元への思いは人一倍強く、浜松市で起きた突風被害の状況を聞き取ったり、湖西市にあるトヨタ自動車の子会社を視察したりと精力的な活動を展開しています。

苦楽を共にした支援者とともに目指すは圧倒的な得票数での勝利、ただひとつ。

自民党・城内実 候補:
今は逆風が吹いているので、それを吹き飛ばす禊の選挙にしたい。夢と希望があふれるような社会、日本にしていきたい

日本共産党・吉川奈緒子 候補:
自民党に今度の選挙で皆さんの怒りをぶつける、日本共産党を大きく躍進させてもらう

「チェンジ裏金自民党政治 希望ある政治をあなたとともに」をキャッチフレーズに掲げる日本共産党の吉川奈緒子さん(64)。

浜松市議選に立候補した経験はあるものの、国政選挙は今回が初挑戦です。

選挙戦では最低賃金の引き上げや消費減税などを訴え、ひとりひとりの暮らしを守りたいと話す吉川さん。

そのためにも自らの主張を押し付けるのではなく、世代を問わず多くの有権者と対話しながら支援の輪を広げていきたいと意気込みます。

日本共産党・吉川奈緒子 候補:
党員や支持者などの支えがあって頑張っているチームなので、一丸となって悪政に立ち向かっていく、攻めていく、という風にしていきたい。自民党政治が続く限り、私たちの未来はないので、希望が持てる社会を目指していくために全力で頑張る

3人が立候補した静岡7区。

自民党の築いた牙城に立憲民主党と共産党がどれだけ食い込めるのかが注目されます。

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