あさって投開票の衆議院選挙について、FNNは、きのう全国の接戦区で世論調査を行い、取材を加味して終盤の情勢を探りました。自民党は単独過半数に届かず、与党の過半数維持を巡るギリギリの攻防が続いています。
自民党は、200を超える議席を確保する見通しですが、大阪や北海道のほとんどの選挙区で厳しい戦いを強いられています。選挙区で劣勢となっている閣僚もいて、単独での過半数獲得は厳しくなっています。
公明党は、選挙区の多くで接戦が続いていて、比例での議席数の維持も難しい状況です。全体では公示前の32議席から数議席を減らす見通しです。
一方、野党側では、立憲民主党が、50議席の上積みをうかがう情勢です。選挙区については、北海道で優勢に戦いを進め、首都圏を中心に与党候補と激戦となっていて、比例では議席を伸ばす見込みです。
日本維新の会は、大阪で先行、あるいは優位な選挙区が多いものの、近畿以外で優勢な選挙区はなく、比例で前回を下回る見通しです。公示前からは、数議席を減らす状況です。
共産党は、2つの選挙区で接戦となっていて、比例とあわせて勢力を微増させる可能性があります。
国民民主党は東海地方などの選挙区が優勢で、比例も大きく伸ばし、議席を倍以上に増やす勢いです。
れいわ新選組は、選挙区での当選が見込めていませんが、比例により、議席が増える見通しです。
社民党は、1議席を確保する情勢。
参政党は、議席の確保が難しくなっています。
また、日本保守党が、「政党要件」を満たす5議席をうかがう勢いです。
石破総理大臣が示した勝敗ライン「自民・公明両党で過半数」を巡るギリギリの攻防となる中、100以上の選挙区で与野党が激戦を続けています。
最終盤の有権者の行動で大勢が左右される可能性もあります。
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