石破茂首相は26日午前、東京・市谷の防衛省で自衛隊の殉職隊員の追悼式に出席した。首相は追悼の辞で「幾多の方々が志半ばにして職に殉ぜられた事実は自衛隊にとって、我が国にとって痛恨の極みだ」と強調。「遺志を受け継ぎ、激変する安全保障環境の中、国民を守り、日本を守り、世界の平和と安定に貢献するために全力を尽くすことを、自衛隊の最高指揮官として固く誓う」と語った。
中谷元・防衛相や遺族ら約300人が出席し、今年8月末までの1年間で訓練中の事故などにより死亡した32人を追悼した。今年4月に伊豆諸島東方の太平洋で墜落した海上自衛隊のヘリコプター2機に搭乗していた8人などを含む。防衛省によると、殉職者は自衛隊の前身の警察予備隊が発足して以降、累計2112人となった。
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