国民民主党の衆院選の「最後の訴え」でマイクを握る石丸伸二・前広島県安芸高田市長=東京・丸の内のJR東京駅前で2024年10月26日午後7時17分、田中裕之撮影

 7月の東京都知事選で政党の支援を受けずに躍進した石丸伸二・前広島県安芸高田市長が26日夜、衆院選の国民民主党の選挙カーに登壇し、マイクを握った。

 石丸氏は「皆さんに国民民主党の応援ではなく、大事なメッセージをお届けします。選挙でよく言われる勝ち負けは、本質じゃないんです。その党にとっては勝ち負けもあります。しかし、有権者にとっては、どっちでもいい。ただ唯一負けがあるとするならば、それは投票に行かなかった人がいる状態です。皆さんの力で、この国を動かしてみせてください。皆さんに期待します」と、投票率向上を呼びかけた。

 石丸氏と玉木氏は衆院解散前日の8日、インターネット番組で対談した。玉木氏は記者団に「(石丸氏の登壇は)事前の連絡もなく知らなかった」と説明。「政治に関心を持ってもらう意味では、(石丸氏の)やり方に賛否はあっても、石丸さんの存在は非常に画期的だった」と述べた。石丸氏との連携の可能性については「全く今は白紙です」と語った。【田中裕之】

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