会見で政権を維持する考えを示した石破首相ですが、自民党内の受け止めはどうでしょうか。最新情報を自民党本部から、フジテレビ政治部・木村祐太記者がお伝えします。

自民党内からは、選挙結果への石破首相の責任は重いとして退陣論も出ていますが、大きな動きにはなっていません。

ある党幹部は選挙の結果について「なんとか持ちこたえた」との認識を示した上で、「石破政権のことをしっかり支え続ける」と強調しています。そして、「森山幹事長の責任論に発展しないようにしないといけない」とも話していました。

そのための区切りが、小泉選挙対策委員長の辞任でした。小泉氏は数時間前、辞表を提出し「責任は全て私が引き受ける」と語り、これで幕引きとしたい考えです。

――与党過半数割れで政権運営をどう進めていくのか。

過半数を持っていないため、今後は、国民民主党などの野党に協力を呼びかけ、国会で政策を実現していく考えです。その上で、ポイントとなるのが、国会運営の手腕に定評がある森山幹事長です。

ある党幹部は、他の党との交渉を念頭に「これをやれる幹事長はほかにいない」と話していました。

しかし、あるベテラン議員は「野党側は要求を飲ませるために高めのボールを投げてくるだろう」と話していて、交渉は難航を極める可能性もあります。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。