尾辻秀久参院議長(84)=鹿児島選挙区=は議長を辞任する意向を固めた。議長周辺が29日明らかにした。「体調不良で体力の限界だ」と説明している。自民党は後任の人選に入っており、11月11日の召集を軸に調整が進む特別国会で新議長が選出される見通しだ。

尾辻氏は東大を中退後、鹿児島県議を経て、1989年の参院選で初当選。当選6回で、厚生労働相や自民党参院議員会長を歴任し、日本遺族会会長も務めた。2022年8月に参院議長に就任した。改選を迎える来年夏の参院選に出馬せず、引退する意向だ。

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