衆院選で落選した小里泰弘農相は29日、石破茂首相と首相官邸で個別に面会した後、記者団に「議員としての身分を失った以上は、閣僚としての役割を果たすことはできない。当然辞任することになる」と語った。辞任の日時は「首相の判断に従う」と述べた。
小里氏は面会で「任務を続けていけなくなり申し訳ない」と伝え、首相から「再起を期して頑張ってください」と言葉をかけられたという。
同じく落選した牧原秀樹法相も閣議後の記者会見で、「特別国会までの間は責務を引き続き果たしていく所存なので、現時点で辞任の申し出などは特にしていない」と語った。
林芳正官房長官は28日の記者会見で、小里、牧原両氏について、11月に首相指名を行う特別国会が召集されるまでは続投させる方針を明らかにしているが、新内閣発足に伴い交代させる見通し。【鈴木悟】
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