31日に、北朝鮮がミサイル発射をおこなったことを受けて開かれた自民党の北朝鮮核実験・ミサイル問題対策本部の合同会合で、防衛省は「ミサイルはアメリカを射程として含む、新型のミサイルと推定される」との見解を示した。

防衛省からは、過去に発射されたICBM(大陸間弾道ミサイル)の射程は15000km以上でアメリカ東海岸を射程に含むと推定されているが、今回の発射は「これまで以上の射程能力を持つ」との見解が示された。

さらに、「発射制度についても向上している」との推定も示された。

小野寺政調会長も「今回のICBM級のミサイル実験は、相当の長距離ということになる。東海岸ワシントン、ニューヨークを含め、十分射程に入ったということを、わざわざ、示すような打ち方をしてきたという印象だ」と強調した。

また、会合では、ウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、北朝鮮が兵士を派遣しているとされる状況も踏まえ、見返りとして、ロシアの弾道ミサイル発射技術も使われているのではないかとの見解も示された。 

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