今回の衆議院選挙で自民党は、選挙前から56議席減らして191議席の獲得にとどまり、公明党と合わせても過半数に届きませんでした。
これを受けて、自民党は、来週召集される特別国会を前に、選挙結果を総括するため、衆参両院のすべての国会議員らを対象にした両院議員懇談会を開き、所属議員のおよそ3分の2にあたる200人余りが出席しました。
冒頭、石破総理大臣は「多くの同志が議席を失う結果となり、痛恨の極みだ。私が総裁に就任して比較的高い支持をいただいたのは、『自民党に国民の声が届いていないところを改めよ』という期待もあったと思う。総裁就任後、足らぬところが多々あり、本当に深く反省し、おわびしなければならない」と述べ、陳謝しました。
その上で「経済対策や物価高対策、能登半島で苦しむ方々への政策など国政にはいっときの停滞も許されない。国民の声に謙虚に耳を傾け、間違いない歩みを進めていくため、力をたまわりたい」と述べ、結束を呼びかけました。
また、森山幹事長は「いい結果を出すことができず、強く責任を感じている。首班指名や経済対策、来年度の予算編成、税制改正など、さまざまな政策を着実に進めていかなければならない。与野党問わず、民意を受けて選ばれた国民の代表であることを踏まえ各会派の意見に真摯(しんし)に対応していく」と述べました。
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