衆院選敗北を受け行われていた自民党の懇談会が7日午後、終了しました。議員からは石破総理大臣の退陣を求める声も。

■不満噴出…石破総理に“辞任要求”も

自民党 西田昌司参院議員
「一致団結してやらなきゃならないという意見もあったんだけれども、その前にそもそも選挙で大敗しているんですからね。その責任というのはやっぱりね、しっかり取らなきゃならないと。我々は国民民主党と協力をいただきながらね、政権を維持してやろうという方向で今、調整しているわけだから、その前に責任問題やっちゃうと、予算を作ること自体ができなくなるんでね。まずは行政を預かる与党としては国民生活を守るための補正予算とか当初予算、その編成をやらなきゃならないから、それは私の意見ですけどね。それと同時に並行してね、その責任の取り方、それから参議院選挙に向けてのね、党体制の刷新をしないと参議院選挙は戦えないとそういうことを私は申し上げました」

自民党 小林元経済安保担当大臣
「2000万円の問題もあるし、そのもととなった公認、非公認の問題、また比例の重複がないという様々な決定の背景や経緯、また基準、これについて私を含めて多くの同僚が説明を受けていない状況ですので、この点について明確な説明を求めさせていただきました」

自民党 青山繁晴参院議員
「『いついつをめどに辞めます』という辞意を表明すべきと申し上げました。公明党の石井さんが辞め、それから維新の馬場代表も事実上、辞意を表明されている。このままですと、総選挙という政権選択選挙で負けているのに民意が示されているのに責任を取らないのが自由民主党とあえて言うと、共産党だけになってしまう。それでは自由民主党が民主主義を掲げることはできないので、しかるべき時期に辞意を表明すべきですと。まず第一に来年夏の都議選と参院選を石破総理にやってほしいとは自由民主党に限らず民意として思っていません」

自民党 森山幹事長
「(Q.執行部の一人として受け止めは?)多くの衆参両院の議員の皆さんがご指摘いただいたことは大変ありがたいことだったと思います。党員党友と有権者との感覚のズレがあるのではないかというご意見もありました。たしかに我々は国民政党ですから、一番国民の近いところにある政党だという気持ちをもっと大事にしなければならないということを改めて思うところでございました」

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