浜松医科大学との統合・再編をめぐり、静岡大学の日詰学長が両大学で結んだ合意を一方的に白紙化すると表明したことを受け、鈴木知事は11月8日、「信義にもとる」と怒りをあらわにしました。

静岡県・鈴木康友 知事:
浜松医大に対して何の相談もなく勝手に白紙撤回するのは信義にもとること

11月8日の会見で鈴木知事が怒りの矛先を向けたのは、浜松医科大学との統合・再編をめぐる静岡大学の対応です。

両大学をめぐっては統合・再編に関する合意書を5年前に締結していますが、再任が決まった静岡大学の日詰一幸 学長は合意を破棄し、白紙化する考えを示しています。

これに対し、鈴木知事は医学と工学分野の連携は世界的にも重要度が増しているとの認識を示した上で、「遅れは県や国にとって大きな損失」として合意通りに進めるよう求めました。

静岡県・鈴木康友 知事:
非常に期待を持っていた子供たちの教育機会をたくさん奪ってきたことについても教育者としてどのように考えているのか考えてもらいたいし、いろいろな点で大いに問題があると思っている

日詰学長の発言をめぐっては静岡市の難波喬司 市長も苦言を呈しています。

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