山形県酒田市の一部地区の有権者に衆院選の投票所入場整理券が届かなかった問題で、市選挙管理委員会は9日、市役所内で入場券を印字する際の操作ミスにより、一部地区の入場券を印字・作成しなかったことが原因とみられると発表した。届かなかった入場券は精査の結果、はがき322通で670人分だという。
市選管によると、プリンターに残っていた入場券の印刷記録を確認したところ、一部地区の印刷枚数が本来必要な枚数より少ないことが判明。パソコンで印刷範囲を指定する際に誤った可能性が高く、はがきの連番を目視点検する際にも印字漏れに気付くことができなかったという。
市選管は再発防止策として、印字作業は複数人で確認しながら実施▽はがきの連番に加えて総枚数も確認▽確認は二人一組でそれぞれ同じ場所を確認する――を挙げた。
高橋清貴委員長は「入場券が届かなかった670人の市民の皆様はじめ、郵便局等関係各機関に多大なるご迷惑をおかけし、心よりおわびする」などとするコメントを出した。(清水康志)
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