10月の衆議院議員選挙を受け、11日から特別国会が開かれています。当選を果たした福井県選出の議員も気持ちを新たに初登院に臨みました。その表情や意気込みを、吉田キャスターが取材しました。
  
吉田圭吾キャスター:
「国会議事堂の正門前です。午前8時の開門を前に多くの報道陣が詰めかけています。奥では初登院した議員の取材が行われていますが、その姿が見えないほどです。この後、県内関係の議員の声を取材します」
 
午前7時半、国会議事堂前には立憲民主党の波多野議員と辻議員が姿を見せました。
 
立憲民主党・波多野翼議員(比例代表):
「ついに来たなという感じ。昨夜も眠れず、自分でも緊張するのだなと思った。どんなことができるかも含め勉強しながらやっていきたい。国会国会というが、大事な福井の人たちに目を向けてやっていきたい」
 
波多野議員は「緊張している」と言いながらも、初登院の様子をSNSでライブ配信するなどリラックスした様子もみせ「まずは国会の食堂にボルガライスを入れるかを考えたい」と笑顔で話していました。
 
偶然、波多野議員と初登院が同じタイミングとなったのは、同じく立憲民主党から出馬し初当選を果たした辻英之議員です。いつも通りのやわらかい表情ながらも、静かな闘志を燃やしている様子でした。
 
立憲民主党・辻英之議員:
「緊張はしているが、県民の信託を背負ってここに立っているので、やる気に満ちてワクワクている。選挙後も街頭演説を100回以上やっていて『選挙後に顔を出す国会議員は初めてだ』と言われるが、当たり前の事なので、国会の中に入ってもその気持ちは忘れずにいきたい」
  
一方で、登院経験のある稲田議員と斉木議員は、午後からの首相指名選挙に向けて午前11時に初登院しました。稲田議員は大臣経験者ということもあり、他のマスコミや観光客に囲まれ、注目度の高さがうかがえました。
  
自民党・稲田朋美議員:
「7回目のはずなのに最初の時と同じような緊張感で“頑張るぞ”という気持ち。初心に返る気持ちで迎えた今までの古い自民党から脱却しなければ自民党も終わる。政策活動費は廃止し、政治資金は徹底的に透明化したうえで、批判も受け、民主主義に従った改革を、分かりやすい形で有権者に発信したい」
   
斉木議員も元職ということもあり自信に満ちた様子で、国会議員や県議会議員としての実績を生かして仕事を果たしたいと意気込んでいました。
  
日本維新の会・斉木武志議員(比例代表):
「ワクワクしている。国会の中でも顔なじみが増えた。昨日の両院総会でも経済産業委員会の理事を拝命したので、即戦力として初日から力を発揮できる状況。県会議員を経験したことで県固有の課題を吸収できたのがよかった。国会の委員会質疑で取り上げて予算や法改正につなげていきたい」」

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