日本維新の会・馬場伸幸代表(発言録)

 (公認候補の敗北について)我が党の実力のままの結果だと思う。まだまだ関西以外で小選挙区で勝つことは、非常に厳しい状況だ。衆院選に向けて、また全国的に全員が原点に戻って、一からの活動を積み重ねていく。

 自民党が3敗したことは、国民の皆さん方の意思が反映されているということだと思う。怒りは頂点に達しているような雰囲気がある。

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 なぜ岸田派のトップである岸田文雄・自民党総裁に何の処分もないのか。岸田総裁は国民と党員に判断してもらうとおっしゃっているわけですから、一日も早く解散して国民と党員にその判断が正しいかどうか問うていただきたい。

 私はいつも一部野党による内閣不信任案に対しては、夏になれば盆踊り、正月前になれば餅つきをする、そういうような恒例行事にはお付き合いできませんと申し上げてきたが、今の国会の状態、岸田総理の政治改革に対する姿勢を見ると今回は恒例行事ではないと思う。よく協議をして臨んでいきたい。

 今後も他党と選挙協力をすることは一切考えていない。国会での立憲民主党さんの活動ぶりを毎日目の当たりにしており、あの方々が野党第1党でやっておられても日本は良くならない。これは実際の経験から申し上げていることで、別に悪口を言っているわけではない。ですから今後もそこは厳しく指摘をさせていただく。

 自民党に対してもやはり政治とお金の問題については、厳しい対応をしていきたい。日本維新の会は是々非々を標榜(ひょうぼう)しており、その路線は、これからも変わらない、変えない。

 単独で政権をお預かりするという目標を持っている我々としては、必ず全選挙区に候補者を立てることを目標にこれからも続けていく。(28日夜の記者会見で)

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