柏崎刈羽原発の立地自治体である新潟県柏崎市では11月17日、市長選の投開票が行われ、現職の桜井雅浩さんが3選を果たしました。桜井さんは原発の再稼働について「判断される時期が来ている」と強調しました。

17日に投開票された柏崎市長選で3期目の当選を果たしたのは、現職の桜井雅浩さんです。

≪開票結果≫
桜井雅浩氏  2万7587票
阿部由美子氏 6931票
野本祐二氏  432票

反原発を訴える新人に約2万票差をつけて勝利した桜井さんは、原発の再稼働について…

【現職 桜井雅浩 氏】
「もし、要請があったとするならば、7号機に関してはその要請を受ける。つまり、再稼働を容認できる環境になっているというふうに申し上げているところ」

改めて、7号機については容認する考えを示しました。

【現職 桜井雅浩 氏】
「将来的な構想を含めて、柏崎が脱炭素電力の供給拠点となるということをお約束したい」

刈羽村でも11月12日に再稼働を容認する立場の現職・品田宏夫さんが無投票で7回目の当選を果たしています。

こうした中、今後、焦点となるのは“県”の判断です。

これまで花角知事は「県民に信を問う」としながらも、その具体的な方法は明言していません。

【現職 桜井雅浩 氏】
「(能登半島地震受けた)屋内退避の問題も規制委員会によって方向性は見えているし、何よりも規制庁・規制委員会の運転禁止命令の解除が行われてから1年近く経とうとしているわけなので、もう私は判断されるべきだろうと思う」

花角知事の対応に不満を漏らした桜井さんですが、原発事故時の対応などで課題が残っているのも事実…。こうした課題や各市町村の意見を踏まえ、花角知事がどう判断するのか注目されます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。