政府の経済対策を巡り、自民、公明、国民民主の3党協議が18日行われました。

国民民主党は「103万円の壁」の引き上げを明記するよう求め、与党側も何らかの方向性を書き込むよう検討に入りました。

自民、公明、国民民主3党の政調会長らは、政府が取りまとめる経済対策を巡って協議し、国民民主党は「年収103万円の壁」の引き上げやガソリン減税について経済対策に明記するよう求めました。

自民党・小野寺政調会長：
議論の中身は表に出せる段階ではない。

国民民主党・浜口政調会長：
今回の協議でも、具体的な中身はなかったものですから。しっかりとした書き込みがないと、これから先に進めないと（伝えた）。

与党側は「持ち帰って検討する」と応じましたが、国民民主党は会議終了後、与党の姿勢に不満をにじませました。

国民民主党・古川税調会長：
我々ね、まんじゅうを要求しているのであって、あんこがないのはまんじゅうと言わないので。ですから、皮だけ出てきて食べてくださいって言われても、やっぱりあんこがないとね。

一方、与党幹部は会議後、「103万円の壁」の見直しについて経済対策に何らかの方向性を書き込む意向を示していて、3党は19日に改めて協議を行います。

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