石破首相は、訪問先のブラジルで日本時間の20日朝早く、記者会見を開き「103万円の壁」の見直しに関し「各党と丁寧に協議を進めたい」と述べるとともに、政治とカネの問題を受けた政治改革について「早急に結論を得たい」と強調しました。

石破首相:
いわゆる「103万円の壁」対策については、労働供給にいかなる影響を与えるか、税収にいかなる影響を与えるかなど、さまざまな指摘がある。(各党と)丁寧に協議を進めたい。

政治改革を巡っては、「政策活動費」の廃止も含め「国民の信頼確保に資するよう早急に結論を得たい」と述べ、政治資金をチェックする第三者機関に関して役割や権限の議論を進める考えを示しました。

一方、今回の南米2カ国訪問については、「世界各国の首脳との間で個人的な関係を構築し深める機会とすることができた」と成果を強調しました。

会見後、石破首相は政府専用機で帰国の途につきました。

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