ASEANの拡大国防相会議は、ASEAN各国に加え、日本やアメリカ、それに中国などの防衛担当の閣僚らが参加してラオスの首都ビエンチャンで開かれました。

この中で、中谷防衛大臣は、中国を念頭に「南シナ海では船舶の衝突など、危険で威圧的な活動が繰り返され、東シナ海でも、日本の主権を侵害する活動や挑発的な軍事活動が継続・強化されている」と指摘しました。

そのうえで、力や威圧による一方的な現状変更の試みや、緊張感を高めるいかなる行為にも反対すると強調しました。

そして、中谷大臣は「日本は『法の支配』の貫徹や、海洋安全保障の強化などでの連携を重視してきた」と述べ、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、ASEAN各国と共同訓練や海上自衛隊の艦艇を使った研修、それに災害対応など、安全保障分野での協力を強化していく考えを示しました。

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