札幌市は21日、市内の文化・体育施設など283施設の使用料金を値上げすると発表した。人件費や燃料代、光熱費など物価上昇の影響といい「コスト増加分のみを反映した」(財政局)としている。28日開会の定例議会に条例改正の議案を提出する。
中でも値上げ率が大きいのは札幌市時計台(中央区)。一般の観覧料は200円から350円と、改定率は75%となる。体育施設やつどーむなど一般料金の多くが値上げされる一方、「札幌芸術の森」や「青少年科学館」などでは大学生・高校生の料金を一般の半額にする。
また、住民票などの窓口交付分の手数料は1通350円から400円になる一方、コンビニ交付分は250円から200円に値下げする。
札幌市は一連の改定で年間7億円弱の収入増を見込む。改定のタイミングはそれぞれ異なり、多くは来年4月の見込みだ。(原知恵子)
札幌市が見直す予定の主な料金
<使用料>
区民・地区・コミュニティセンターの貸室(30平方メートルまで、全日)
2千円→2300円
時計台の観覧料(一般)
200円→350円
体育施設(一般)
390円→430円
青少年科学館(一般)
700円→800円
札幌駅北口地下駐車場
340円/時→500円/時
<手数料>
窓口交付分の住民票
350円/通→400円/通
<負担金>
児童クラブの延長利用料
2千円/月→2300円/月
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