協定には、イタリアを訪れている岩屋外務大臣とクロセット国防相が署名しました。

署名式で岩屋大臣は「日本とイタリアは、自由、民主主義、人権、法の支配といった原則を共有する戦略的パートナーだ。国際社会で分断や対立が深刻化している今だからこそ、日本とイタリアの間で安全保障協力が求められている」と述べました。

日本とイタリアの間のACSA=「物品役務相互提供協定」では、自衛隊とイタリア軍が訓練や大規模災害時などに食料、燃料、弾薬といった物品や、輸送などの役務を、相互に提供できるようにするとしています。

日本はこれまでにACSAを、アメリカやオーストラリア、それにインドなど7か国と締結していて、イタリアで8か国目です。

日本とイタリアの間では、ことし8月にイタリア軍の空母が海上自衛隊横須賀基地に初めて寄港したほか、イギリスを含めた3か国で次期戦闘機の開発を進めるなど、安全保障分野での協力が進められています。

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