ゴールデンウィークの後半が始まった。3日は憲法記念日だ。日本国憲法が、1947年5月3日に施行されて77年となる。

■総裁任期中に憲法改正への意欲

 1947年5月3日、皇居前広場で行われた日本国憲法施行記念式典。雨のなか、およそ1万人が詰め掛けた。

 敗戦から2年…。「国民主権」「基本的人権の尊重」「平和主義」の3原則を柱とした、新たな憲法のもと、日本は歩みを進めることとなった。この日から77年が経った。

岸田文雄総理大臣(1月)
「あえて自民党の総裁として申し上げれば、自分の総裁任期中に改正を実現したいとの思いに変わりはなく、今年は条文案の具体化を進め、党派を超えた議論を加速してまいります」

 岸田総理は9月までの総裁任期中に、憲法改正への意欲を示している。憲法改正は、自民党にとって、結党以来の“党是”だ。

 国会では先月、衆議院の憲法審査会で、今の国会で初めての実質的な議論となる自由討議が行われ、自民党は改正案の作成に向け、協議を呼び掛けた。

 立憲民主党は、“裏金問題も解決できない自民党が、憲法改正を議論する正当性はあるのか”として、難色を示した。

 参議院の憲法審査会は、8日に今国会、初の自由討議が行われる。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2024年5月3日放送分より)

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