現在2巡目の自治体で開催されている国体・国民スポーツ大会について、全国知事会長が「廃止も一つの考え」と発言し議論を呼んでいる中、島根県の丸山知事も12日の定例会見で、抜本的な見直しが必要だとの考えを示しました。これに加えて問題を解決しないまま3巡目を計画する日本スポーツ協会に対し、「常識的な思考ができていない。小学校からやり直した方がいい」などとその姿勢を厳しく非難しました。
丸山知事は会見の中で、国民スポーツ大会の開催に施設整備などのため多額の費用がかかっているといった問題点を挙げ、その問題点が放置されたまま3巡目の開催が検討されていることに対して、「容認しがたい」と怒りを露わにしました。
さらに人口減少が続き、都市と地方の格差を縮めるケアも全くない中で、「(3巡目が)できると考える人の脳みそは、小学校からやり直した方がいい」、「王侯貴族のように自分たちで勝手に決めて、都道府県にやらせようとする、その不遜な考え方がおかしいと思う」と述べ、日本スポーツ協会の姿勢を強烈に非難しました。
現在2巡目の自治体で開催されてる国体・国民スポーツ大会。島根県は2030年の主会場となっていて、丸山知事はその意義は認めるとしつつも、260億円を超える財政負担が必要な点を踏まえ、「血の小便(血尿)を出してなんとかやれるくらい」と表現、改めて地方自治体への負担が大きいことを強調しました。
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