斎藤元彦・兵庫県知事や県幹部を批判する文書を作成し、報道機関や県議らに配布した元西播磨県民局長(60)を県が停職3カ月の懲戒処分としたことをめぐり、県議会の旧民主系会派「ひょうご県民連合」が9日、処分のための調査が客観的ではない、などとして第三者機関を設置し調査をするよう県に申し入れた。

 同会派は、元県民局長の処分について、県人事課が調査したことを問題視する。この日の記者会見を開いた議員は、「調査開始前の段階で知事が『噓八百』『事実無根』と表明した後、知事の下の職員が内部調査をしただけ」と指摘した。

 加えて同会派は、元県民局長が作成・配布した文書の内容を調査する特別委員会(百条委員会)の設置についても議会に求めていくとした。(高木智也)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。