玄海町で文献調査の受け入れが表明されたことを受け、周辺の住民や関係者からは様々な反応が聞かれました。
【玄海町民】
「決まった以上はもう仕方ないと思う。子供たちもそちらでお世話になっているんですよ。生活の一部になっているものですから」
【唐津市民】
「どこかに廃棄しないといけないんでしょうけども、やはり不安というのはすごくありますよね」
【唐津市民】
「地域の経済的なメリットというのは当然あるんでしょうが、不安とのバランスをとっていただけたらありがたい」
【伊万里市民】
「玄海町はそういう立場もありますし、伊万里市も立場があるので、何も言うことはございません」
玄海町役場の前では、反対派の市民団体のメンバーが10日も抗議の旗を上げました。
【玄海原発対策住民会議 成冨忠良会長】
「どこかに最終処分場をつくらないといけないのは間違いない。しかし原発立地地で受け入れるべきだとは思わない」
齋藤経済産業大臣は…。
【経済産業省 齋藤健大臣】
「心から敬意と感謝をまず申し上げたい。最終処分という国家的な課題につきまして、社会全体で議論を深めていく上で非常な重要な一石を投じるものであると認識しております」
一方、経産省で有識者として意見を述べている専門家は…
【NPO原子力資料情報室 高野聡さん】
「周辺自治体の首長や議員、また市民から多くの反対の声や懸念の声が寄せられていました。そんな中受け入れ表明ということで、あまりにも拙速な判断だったのではないかという印象は否めません」
文献調査の請願を提出した団体の1つ、「玄海町旅館組合」の組合長は、「原発を受け入れた町として、文献調査だけでも受け入れるべきだと手を挙げた。まずは一歩進んだ」と受け止めを話しています。
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