被爆地・長崎で、平和を築く次の世代を育みます。
長崎市で11日から20カ国以上から100人以上の若者が集まり、平和をテーマにした国際フォーラムが開かれます。
インドネシアやセネガルなど海外出身の7人は、長崎市の原爆資料館を訪れました。
説明
「これは原子爆弾がさく裂した瞬間を捉えたものです」
11日から長崎市で国際会議「ピース・プレナー・フォーラム」が開かれるのを前に、被爆の実相を示す写真や資料などを見て回りました。
インドネシア出身 マルギアンタ・S・J・Dさん
「とても心を揺さぶられた。どんなにひどい状況だったのかと二度と同じ経験はしたくないと思わされた」
パキスタン出身 シャー・サイド・シャバール・フセインさん
「パキスタンは核兵器を保有している」「国を守るために(核兵器を)持つ国もあるが、私はどの国も核兵器を使ってほしくないと思う」
会議は県や長崎大学、商工会議所などでつくるワン・ヤング・ワールド(OYW)長崎協議会が開きます。
テーマは「平和」で20を超える国から100人以上の若者が参加する予定です。
国連で軍縮を担当する中満 泉事務次長は11日に、スピーカーとして登壇します。
国連軍縮担当上級代表 中満 泉 事務次長
「今の世界の状況は非常に厳しい。国連に1989年に入ったが、ここまで危機感を持って仕事をするのは初めて」
会議では「平和と対立」などをテーマに意見を交わす場も設けられます。
中満 泉 事務次長
「平和って何だろう」「平和をつくっていくために自分たちで何ができるのか」「そういうことを若い人たちが考えるのはものすごく重要な機会」
参加した若者同士がつながり、新たな事業や活動を始めるきっかけになればと、期待を寄せています。
会議は12日まで出島メッセ長崎などで開かれます。
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