スイスの空気清浄器メーカー「IQエアー」がこのほど発表した2023年世界大気汚染度ランキングで、日本は汚染濃度の高さが96位だった。世界保健機関(WHO)の安全基準値を超え、前年から順位が一つ上がり、汚染は悪化した。ただ、日本は大気の清浄さを示す汚染濃度の低さで世界39位、アジアでは前年の2位から首位に浮上した。
ランキングは134の国・地域が対象で、大気汚染の主な原因となる微小粒子状物質「PM2・5」の濃度を調査した。日本は大気1立方メートル当たりの年間平均濃度が9・6マイクログラム。WHOの基準値は5マイクログラム以下で、基準を満たしたのは10カ国・地域にとどまった。
汚染濃度が最も高い首位はバングラデシュの79・9マイクログラム。2位パキスタン、3位インドと上位3位を南西アジア勢が占めた。(共同)
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